気働き(きばたらき):事のなりゆきに応じて即座に心のはたらくこと。気の利くこと。気転。(広辞苑)
今日、職場で話をしていて「気働き」という言葉を知りました。相手のことや行動の結果当然起こるであろうことを気遣いしながら、行動することです。会社や普段の生活する中でイラッとすることが多いのはまさに「気働き」できていない人を相手にした時。
自分の部署でしか通用しない言葉や略語を注釈もなくメールしてきたりとか、ユーザーに通知や説明もなくいきなり新しいルールでの業務を始めてみるとか、そういったことがあると非常に腹が立ちます。外国にはそういう言葉がないのかと思って辞書で調べてみたらありました。
英語:be quick-witted(研究社 新英和・和英中辞典)
中国語:机灵(小学館 中日・日中辞典)
確かに外国へ行っても気を使ってくれる人はいます。日本でも最近はこういうことを気にする人は少なくなりました。ではどうしたら?と思っていたら回答になりそうなものがありました。
講師の心.com「川村透さんのコラム」
確かに「あと1つ」「ちょっと気遣い」の行動をルール化することによりずいぶん解決できそうです。アメリカと日本のビジネスの違いに関する本にも同様の記載があったのを思い出しました。
あるアメリカの会社へ訪問した際、秘書の方がドアを開けてくれたのでお礼を言ったら「Job Descriptionに書いてあります」から。という回答が返ってきたそうです。
確かに外資系の会社で働いている身からするとJob Descriptionは強力です。Job Descriptionに書いてあることを遂行しなければ「能力がない」と見られ、Job Descriptionを満足していればどいういう働き方であろうと文句は言われない。彼らは契約を元に行動しているので、「あと1歩」をルール化して業務上当然のこととして契約してあれば擬似的な気働きになりそうです。Job Descriptionにないことをするのは「契約違反」で「余計なこと」で、Job Descriptionという契約に従うことが好しとされるのがアメリカです。
グローバル化の中にあっては、文化や習慣の異なる人たちが共に行動するわけですから「ルール化」は当然必要になります。確かに人間関係が希薄になった日本において気遣いができる人を求めること自体が間違っているのかもしれません。島国、単一民族で大家族制だからできた「阿吽(あうん)」というものは失われつつあるものになりました。悲しいような気はしますが、仕方がないのかもしれません。
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